2020年のコロナショック以降、生き残る仕事や技術として「IT」「クリエイティブ」などのキーワードが注目を集めています。
当サイトでもIT系の資格試験やプログラミング言語をいくつか挙げていますが、今回注目された「Ruby」もその中の一つであり、人気記事の上位にランクインしています。
注目度の高さは以前からのようですね。
プログラミング言語の一つである「Ruby」。 Rubyベースのシステムを設計、開発、運用するエンジニア、Rubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを教える講師及びRubyを学ぶ学生などを対象とした認定試験制度で …
そして、Yahooニュースで2020/5/7にRubyの特集記事が投稿されました。
Yahooニュース:「言語の開発は自分の宇宙をつくる感覚」Rubyの生みの親・まつもとゆきひろの創造性
ITの分野がこれからさらに伸びていくであろう世界で更なる注目を集めている「Ruby」。
今一度、どのようなプログラミング言語なのか、確認していきましょう。
一般公開されて25年 高い人気
1995年に一般公開されたRubyは、いまなおプログラミング言語の人気ランキング上位に位置します。
引用元:日経XTECH/プログラミング言語人気ランキング2020、2位に「大躍進」したあの言語
引用元:マイナビニュース/C言語が1位に – 5月TIOBEプログラミング言語人気ランキング
無名なものも入れると7,000種以上存在するとされているプログラミング言語ですから、この順位はかなりの人気度と言えるでしょう。
どこで使われている技術?
国内では
・株式会社日立ソリューションズ
・クックパッド株式会社
・ラクスル株式会社
・株式会社富士通アドバンストエンジニアリング
・スタディプラス株式会社
・株式会社アカツキ
・株式会社クラウドワークス
・日本ユニシス株式会社
・島根県庁
など、海外では
・Airbnb(民泊サイト)
・GitHub(ソースコードを保管、共用するサイト)
など、たくさんの企業や団体がRubyを使っています。
Rubyの難易度
記述方式は「手続き型」「オブジェクト指向型」。
Rubyは日本で生まれたプログラミング言語であり、日本語の情報も豊富。
また、コンセプトとして「書きやすく、読みやすく」開発されているため、初心者でも理解しやすい言語と言えます。
難易度としては★✩✩
参考:【2020年最新版】10個の言語から見るプログラミングの習得難易度を解説!
Rubyの技術を修得したい
Rubyの学習方法として、
・関連書籍を利用した「オフライン」での学習
・インターネットを利用した「オンライン」での学習
の2通りが挙げられます。
それぞれ紹介していきます。
「オフライン」での学習おすすめの関連書籍
書籍①
Ruby技術者認定試験合格教本 Silver/Gold対応 Ruby公式資格教科書
- 価格:
- 3,960円 技術評論社
Ruby技術者認定試験Silver/Goldに対応した公式テキストの新装改訂版です。
試験バージョン2.1にしっかり対応しました。
試験対策としてはもちろんですが、Rubyの文法をはじめ、オブジェクト指向や各種ライブラリなど、Rubyを使いこなす上で必須の基礎知識もしっかり身につきます。
巻末にはRuby技術者認定試験Silver/Goldに準拠した練習問題および模擬試験が付属します。
書籍②
メタプログラミングRuby 第2版
- 価格:
- 3,300円 オライリージャパン
本書はRubyを使ったメタプログラミングについて解説する書籍です。
メタプログラミングとは、「プログラミングコードを記述するコード」を記述することを意味します。
前半では、メタプログラミングの背景にある基本的な考えを紹介しながら、動的ディスパッチ、ゴーストメソッド、フラットスコープといったさまざまな「魔術」を紹介します。
後半では、ケーススタディとしてRailsを使ったメタプログラミングの実例を紹介します。
今回の改訂では、Ruby 2とRails 4に対応し、ほぼすべての内容を刷新。
Rubyを使ったメタプログラミングの魔術をマスターし、自由自在にプログラミングをしたい開発者必携の一冊です。
書籍③
Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope-
- 価格:
- 3,520円 オーム社
本書では、VMベースのインタプリタ型言語処理系であるRubyがコードをどのように解釈し、どうやって実行するか、そのしくみを解説。
Rubyについての基礎知識がなくても、図版と短いコードの実験を多用した構成により、そのしくみについて理解することができます。
実務でRubyは使えるけれど、基礎知識について自信がない人や、学びたくてもまとまった時間がとれずに悩んでいる人などもっとRubyを活用するためにRubyを知りたい人に最適。
Rubyインタプリタを題材にプログラミング言語処理系の仕組みを解説するNo Starch Press社の“Ruby Under a Microscope” の翻訳発行です。
日本語版には、Rubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏の序文とYARVの開発者である笹田耕一氏の付録が加筆されています。
オンラインでの学習方法
Ruby技術者認定試験一問一答
WEB上で、無料で問題を提供しているサイト「スマホでRubyの資格勉強 Ruby<>一問一答」。
アカウントの取得などの必要もなく、誰でも何度でも利用できます。
内容は、GoldとSilverそれぞれ「ランダム10問」か「模擬試験」として実際の試験の問題数50問を選ぶことができます。
・Rubyを学び始めたばかり
・Rubyの基本的構文を覚えたい
という場合はSilverを、
・Rubyを業務で利用して1年程度
・Rubyで効率的なクラス設計をしたい
という場合はGoldをやってみてください。
⇒スマホでRubyの資格勉強 Ruby<>一問一答
RubyExamination(REx)
RExは、リバティフィッシュ株式会社が提供する模擬問題集で、無料で利用できます。
利用するには、Githubアカウントの取得(無料)が必要になります。
内容は、GoldとSilver合わせて300問の模擬問題が準備されています。
「学習マラソン」という、連続で正解し続けなければならない、ゲームのような学習方法もあり楽しみながら学習ができるのではないでしょうか。
⇒RubyExamination(REx)
本格的オンラインスクール「TechAcademy(テックアカデミー)」
自宅で学べるオンラインのプログラミングスクールとして、キラメックス株式会社が展開するテックアカデミー。
最短4週間で未経験からプロを育てるオンライン完結のスクールとして、受講生に1人ずつ現役のプロのパーソナルメンターがつく有料のサービスです。
その中の「WEBアプリケーションコース(Ruby on Rails)」でRubyの学習が可能で、どちらかというと
“Ruby技術者認定試験の合格”
にこだわったコースというよりかは
“Rubyを利用した実際の業務環境を理解・体現する”
目的のほうが強いと言っていいでしょう。
スキルを習得して、就職/転職を目指す場合や、フリーランスとしてこれからやっていく場合にもおすすめ。
⇒WEBアプリケーションコース(Ruby on Rails)を見てみる
※無料体験も可能です。