【資格・検定】XMLマスター

XML及びXML関連技術についての技術力を測る技術者認定制度です。
個人の技術力の強化を図れるとともに、ITエンジニアとしての雇用、昇進、キャリアプランニングに対しても確実な指標となります。
また、一度習得すれば長期に渡りその技術を活かすことができ、認定失効のない資格制度になっています。

詳細情報

認定の種類

・ベーシック V2試験 【試験番号:I10-001】
・プロフェッショナル(アプリケーション開発)試験【試験番号:I10-002】
・プロフェッショナル(データベース)試験【試験番号:I10-003】

認定条件

ベーシック

「ベーシック V2試験」【試験番号:I10-001】の合格

プロフェッショナル(アプリケーション開発)

「ベーシック」【試験番号:I10-001】認定の取得及び
「プロフェッショナル(アプリケーション開発)試験」【試験番号:I10-002】の合格

プロフェッショナル(データベース)

「ベーシック」【試験番号:I10-001】認定の取得及び
「プロフェッショナル(データベース)試験」【試験番号:I10-003】の合格

申込方法

・インターネット申込(随時)
※要プロメトリックIDの取得

認定ごとの概要

認定 概要
ベーシック XML及びXML関連技術(XML Schema, XSLT, XPath, DTD)の基礎を理解し、業務に活用できる技術力を認定します。
プロフェッショナル アプリケーション開発 XMLデータ処理を行うアプリケーションの開発、システムの構築を行なえるプロフェッショナルを認定します。
※2007年1月までに「XMLマスター:プロフェッショナル」として認定されている方は「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」の保持者となります。
データベース XMLデータをRDB、またはXMLネイティブデータベースに格納、管理、操作が行えるプロフェッショナルを認定します。

認定ごとの試験詳細

ベーシック V2試験 【試験番号:I10-001】

受験概要
試験時間 60分
出題数 50問
合格基準 70%以上
受験料 15,000円(税別)
出題範囲
XML概要 ■XMLの概要
■XML関連技術の概要
XML文書の作成 ■文法
■要素,属性,実体
■妥当なXML文書、整形式XML文書
■特殊な文字/文字コード,エンコーディング/XML文書の正規化
DTD ■基礎
■内容モデル/要素型宣言/属性リスト宣言/実際の処理/エンティティ宣言
XML Schema ■基礎
■データ型/記述方法/実際の処理
XSLT, XPath ■基礎
■各要素/テンプレート/文字エンコーディング/実際の変換処理
■スタイルシート内で記述するXPath式
名前空間 ■XML名前空間

プロフェッショナル(アプリケーション開発)試験【試験番号:I10-002】

受験概要
試験時間 90分
出題数 40問
合格基準 80%以上
受験料 15,000円(税別)
試験
DOM/SAX ■DOM Level2の目的と種類、特徴
■DOMの各インターフェイス
■SAXの目的と種類、特徴
■SAXのイベントとインターフェイス
DOM/SAXプログラミング ■DOMプログラミング
■SAXプログラミング
XSLT ■XSLTスタイルシートの処理
■XSLTスタイルシートの記述
XML Schema ■XML Schemaの設計
XML処理システム構築技術 ■XMLデータ通信
■XMLのセキュリティ
■XMLとシステム連携
XML要素技術の活用 ■サンプルシステムの構築

プロフェッショナル(データベース)試験 【試験番号:I10-003】

受験概要
試験時間 90分
出題数 30問程度
合格基準 80%以上
受験料 15,000円(税別)
出題範囲
XMLデータのDB化に関する概要 ■XMLデータをDB化する際の方式
■XMLDBの特徴/リレーショナルフォーマットとの違い/ファイルシステムにXMLデータを格納することとの違い
■XMLDBに関連するW3C仕様の概要
XQuery、XPath式 ■XQuery1.0の基本構文
■XPath2.0の基本構文
XMLDBの操作 ■XMLDB操作時の考慮点
文字エンコーディング/空白文字/混合内容/特殊文字を含むXMLデータの扱い/データの完全な再現性/デフォルト値の扱い/DTDのID型/スキーマによる妥当性チェックの際の考慮点
■XQueryインジェクション
XMLデータ構造の設計 ■XMLDBのサイジング
■XMLデータ設計上の考慮点/パフォーマンスを考慮した設計/名前空間の設計
■スキーマ変更に関する考慮点/インデックス作成時の考慮点/制約の作成
■XMLデータをRDBにマッピングする際のテーブル設計
■RDBのリレーショナルフォーマットをXMLデータで取り出す際のXMLデータ設計
■利用可能なセキュリティ方式ごとの特徴、使い分け
XML固有のセキュリティ/DBMS側のセキュリティ/インターネットセキュリティ

公式HP
XML技術者育成推進委員会

※掲載内容について古い情報や誤りがある場合がございますので、必ず公式HPにて最新情報を確認してください。

関連書籍等

ベーシック

XMLマスター教科書 ベーシックV2

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プロフェッショナル(アプリケーション開発)

XMLマスター教科書 プロフェッショナル V2

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4,320円(本体4,000円 + 税) 日立システムアンドサービス

XMLマスター試験は、従来の知識を問う試験から、応用力、実践力を重視した「現場で使える試験」へとシフトしています。
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本書は、「必ず読者に合格してもらおう!」という熱意のもと、確かな試験分析とわかりやすい説明がなされています。
お薦めの1冊です。

プロフェッショナル(データベース)

XMLマスター教科書 プロフェッショナル(データベース)

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徹底攻略 XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)問題集[110-003]対応 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)

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