「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを、経済産業省が認定している国家試験のひとつです。
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。
特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。
昭和44年(1969年)に発足した、歴史ある検定です。
詳細情報
受験資格
誰でも受験可能
申込方法
・インターネット申込
・願書郵送申込
申込期間・実施日程
【春期】4月第3日曜日 ※2020年春期は実施取りやめ
【秋期】10月第3日曜日
試験概要
午前 | 午後 | |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00 (150分) |
13:00~15:30 (150分) |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式 |
出題数 | 80問 | 11問 |
解答数 | 80問 | 5問 |
基準点/配点 | 60点/100点満点 | 60点/100点満点 |
受験手数料 | 5,700円 |
合格率
25.7%
公式HP
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
※掲載内容について古い情報や誤りがある場合がございますので、必ず公式HPにて最新情報を確認してください。
受験者の声
友人からはテキストより実務経験が大事だよーといわれていたのですが、結局テキストもかって勉強しました。
初心者でもがんばればいけそうな試験だと思います。
引用元: 日本の資格検定
学生の時に受講しました、参考書を繰り返せば合格できますが、情報系の知識がないと当たり前ですが合格は厳しいです。
引用元: 日本の資格検定
pcを使用する為の基礎知識を問われています。
各種ソフト検定と違い、この資格を持っていると応用力があると判断します。
引用元: 日本の資格検定
18年前に受験しました。
例年、応募者中の合格率は10%前後とかなり難しかった記憶があります。
現在は、合格率が上がりやや簡易化したと言われているようです。
基本と言われても、生活における一般的なIT利用のレベルよりずっと高い専門知識が問われます。
プロフェショナルのエンジニアになるための登竜門的な試験でありながら、30代~40代のIT関連職でも持っていない人が多いため価値があると思います。
30~40代の人も基本をマスターできている人があまり居ないと言うことです。
また、ITSSはレベル2でありながら、同レベルと言われる民間資格より範囲が広く総合試験の意味あいが強いです。
そのため午後問題ではベンダー資格等では問われない形式で難しい内容が出題されます。
入念な学習が必要です。
多くの場合、ITに関与する理工系、および情報系の学部卒の人が受けるため専門的知識を持った人が競争相手となります。
素人が半年の勉強で合格するには至難のわざです。
教材会社ではあたかも2~3か月で合格するなんてアンケート記事が掲載されることがありますが、在学期間や自習や実務経験などいろんな部分を省略していて全くあてになりません。(その学校の講義で取る簡単な民間検定と同等であるかのように吹聴しているのでしょう)
一番早く合格できるパターンはWスクールだと思います。
大学や専門学校である程度勉強したうえで予備校や動画で数か月対策するパターンです。
この試験で自信をつけて、さらに知識を高めてゆけると良いと思います。
引用元: 日本の資格検定
システム部門も、システムを利用するユーザー部門も、本当の意味で当たり前に持っておくべき知識を、全体を通じて学習するのに良い資格だと思います。
この資格を持っているから評価されるかどうか?は、所属される会社に依存すると思いますが、就職等において、一般的な知識は身についていると判断出来るレベルの資格だと思います。
難易度としては、一般にシステムエンジニアとして働いている人ならばそこまで勉強時間はかからないと思いますが、システム部門等に関わっていない方は相応の時間が必要です。午後試験対策は、特に。(システム部門でない人は表計算を選択することが多いと思います。)
引用元: 日本の資格検定
名前に「基本」とついていますが、合格率は20%台と決して易しいという意味ではないです。
IT業界のエンジニアでもなかなか取れない人もいるくらいです。
午前試験・午後試験それぞれ2時間半、合計5時間と試験時間も長く、特に午後試験は時間的にも厳しいです。
午前試験で問われるのはITエンジニアとしての幅広い知識や基礎的理解
午後試験では実務的な応用力、技能を問われます。
ITの総合的な知識と技能が要求される国家試験であって、パソコンの操作方法を問う試験ではありません。
試験範囲は広く、ITについて網羅的かつ体系的に正しい知識と技能を習得するのに有意義な質の高い試験です。
午後試験ではプログラミングに関する能力が必須で、水準もかなり程度の高いものであるため
合格率も難易度もやや難関な試験となっています。
専門分野によらず、プロのITエンジニアであれば取得しているのが望ましい内容であり
合格者はITに関する一定の能力が証明されます。
ITエンジニアもしくはその志望者は特定のベンダー系資格よりもまず基本情報技術者に合格すべきで
これに合格していれば他のベンダー系資格にも応用が利き、長期のキャリア的にも有利でしょう。
PCではなくIT全般に関する質の高い国家試験であり、業務としてITに携わるなら最も取得すべき資格です。
引用元: 日本の資格検定
関連書籍等
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