- 会社を辞めたいけど、辞めても大丈夫?
- 辞める場合の手続きってどうすればいいの?
- 辞めたい思いを会社に伝えるタイミングや伝え方は?
会社を辞めようと考えると、これらのような疑問に直面すると思います。
実際にうまく会社を退職するためには、ちょっとしたコツが必要になります。
この記事は、現在退職・転職を検討しているあなたに向て書かれています。
最後まで読むことで、
- 退職のベストな時期
- 辞める場合の手続き・スケジュール
- 退職理由の伝え方
などなど、退職・転職を成功させるための具体的な方法を知ることができます。
まだ具体的に退職や転職を考えていない場合でも、いつか転職することを視野に入れているのであれば、何らかのヒントになると思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
そもそも会社辞めるべき?よくある迷いと決断のヒント
あなたは、会社を辞めるべきかどうか今まさに迷っている最中ですよね。
会社を辞めることは、人生の大きな転機となり得る決断であるため、迷わない人の方が少ないでしょう。
ここでは、よくある「迷いの原因」と「その迷いを解決するヒント」について解説していきます。
【迷いの原因①】次の転職先が見つからないかもしれないという不安
内定をもらってからの退職であれば良いですが、そうではない場合、無収入の期間を過ごさなければならない可能性があり、その期間がどれくらいになるかもわかりません。
このことから、「辞めたとしても次の職場が見つからないかもしれない」という不安を持つのは当然のことです。
しかも、これまでの「売り手市場」と呼ばれる”求職者が転職しやすい状況”から、コロナショックで「買い手市場」に変化しました。
このことからも、「今は退職・転職を避けたほうがいい」と思っているのではないでしょうか?
確かにデータで見ると、2020年3月の求人数は前年の同時期に比べ約86%に落ち込んでいるのに対し、求職者数は100.1%とほぼ横ばい。
一見すると、求人数が減っているのに対し転職希望者数は変わらないため「今は転職するには難しい時期」と思うかもしれません。
しかし、今回のコロナショックによる自粛や経済活動の縮小は長期化する可能性が高いという特性を持ち、さらに「宿泊業」「飲食サービス業」以外の業界においてはそこまでの求人数の増減幅は無いです。
要するに、長期化するであろうコロナショックの影響下では、チャンスを待つというよりも「Withコロナ」と割り切って転職活動をしていく方が、早く動き出した分、有利と言えるでしょう。
また、今は未経験歓迎の求人が減っている状況にあり、これからの転職の大きな武器となるのは「経験」になりそうです。
普段あまり意識してないかもしれませんが、これまであなたが仕事をしてきた中で、スキルや経験はしっかりと身についているものです。
大切なのは、その経験やスキルといかにマッチした会社と出会えるかどうかです。
あなたのスキルや希望に合わせて最適な求人を紹介してくれる転職エージェント。
利用することで、相性の良い企業に出会える確率を高めることが出来るでしょう。
【迷いの原因②】上司や同僚に迷惑をかけてしまうのではないかという不安
「自分が抜けることで職場に迷惑がかかってしまう」という罪悪感から、退職に踏み出せないパターンはとても多いです。
確かに上司から「今キミに抜けられると現場が回らなくなってしまうよ」などと言われると、責任を感じると同時に「必要とされている」という一種の”幸福感”が相まって、結局「辞めることは出来ないな」という判断に落ち着きがちです。
そのまま続けることであなたが満足ならば、もちろんそれで構わないと思います。
しかし、達成したい夢や目標があるなら、それを優先させるべきでしょう。
あなたが抜けることで、一時的には職場に大きなダメージを与えてしまうかも知れませんが、会社というのは次の適任者をすぐに補充し、ダメージの回復を図ることが出来ます。
一方、会社への忠誠心や周囲への遠慮を優先させて退職を思いとどまったあなたが、そのせいで今後の夢やキャリアを達成できなかった場合、責任を取ってくれる人はいないのです。
ただ、もし辞める場合は周囲への配慮を怠らないようにしましょう。
- 引き継ぎをしっかりする
- 日頃の感謝の気持ちを伝える
などといった心配りは大事です。
夢や目標に責任を持つのはあなた自身。
周囲に遠慮する必要はありません。
ただし、辞め方は配慮が必要。
【迷いの原因③】辞めるには早すぎるかもしれないという不安
特に入社3年以内の人に多い傾向として「いま辞めるのは早すぎるのではないだろうか」という迷いがあります。
第二新卒とも言われるこの時期は、社会人経験としては十分ではないのかもしれません。
ただ、合わない会社や将来のビジョンが見えない会社に見切りをつけるなら早い方がいいのは事実です。
社会人経験などは嫌でも増えていくので、次の会社でじっくり積んでいくつもりで挑めば良いことです。
また、現状のスキルでは良い転職先が見つからないというのであれば、数年経験を積んでから改めて転職を考えるという選択肢も有効です。
こうしたキャリアの悩みについては、一人で悩むよりも転職のプロに相談してみると、客観的な意見がもらえて素早く有利に転職活動を進めることが出来るでしょう。
転職に関して、時期が早すぎるということはありません。
客観的な意見を聞きながら将来のキャリアを考えたい場合は、転職エージェントなどに無料相談すると良いでしょう。
【迷いの原因④】辞めたら後悔するかもしれないという不安
- 辞めたら給料が下がるかもしれない
- 転職先でもひどい状況は変わらないかもしれない
- 新しい職場のほうが今よりひどいかもしれない
今の会社を辞めたあとに一体どのような未来が待っているのか、こればかりは誰にもわからず、“わからない”ことに対して不安に思う気持ちは誰しもが感じることです。
このような「わからないこと」を一つ一つクリアにしていくことで、不安感を和らげることが出来るでしょう。
例えば、転職先の
- 給料
- 職場の雰囲気
- 人間関係
- 将来性
などについては、事前に詳報を知っておきたい、クリアにしたい部分です。
そんなときは、転職エージェントのコンサルタントを利用していきましょう。
転職エージェントのコンサルタントは、取引先である求人元企業の人事担当や経営者などと蜜な連携を常に取っていることが多いため、具体的なイメージを持つことができるようになるでしょう。
また、もし身近に転職経験者がいれば、その人から当時の話を聞いてみることも有効になります。
退職後に後悔しないために、少しでも多くのアドバイスをもらうようにすると、このような不安に打ち勝てるのではないでしょうか。
「わからない」という状況が不安を生む。
わからないことや疑問は、積極的に一つ一つクリアにしていきましょう。
会社を辞める代表的な退職理由7選
他の退職経験者の退職理由を知っておくことで、あなたが今後の重要な決断をしていくためのヒントになるかもしれません。
退職理由の中でもよくある7つを紹介します。
①仕事内容への不満
- 希望と違う部署に配属された
- 思っていた仕事内容と違った
というのは、よく聞く話です。
働いているうちに別にやりたい仕事が見つかり、新しいことに飛び込みたくなることもあるでしょう。
将来的に希望部署に異動できるのであればやる気も出ますが、本来やりたかった仕事と程遠い部署に配属されればモチベーション維持も大変です。
会社に希望を伝えても相手にされず、それならばと退職を決意する人もいます。
②職場で何らかのハラスメントを受けている
- 明らかに異常な量の仕事を押し付けられる
- 周囲の目がある場で罵声を浴びせられる
- 異性から執拗に付きまとわれている
- 冗談のレベルをはるかに通り越した嫌がらせを受けている
- お酒の席で飲酒を強要される
など、ハラスメントはさまざま存在します。
大企業には相談窓口が設けられていることが多いですが、小さい会社だと誰にも相談できず泣き寝入りということもあるようです。
会社によってはそのハラスメント行為が日常化しており、それが異常なことだと周囲も認識していないことがあります。
そのような状況が続くと精神的負荷も大きく、実際にそれに”潰されてしまう”人もいることは事実です。
心が壊れないうちに、退職を検討しましょう。
③労働時間が長すぎる
あまりに労働時間が長いと、気付かぬうちに身体を壊してしまうことも。
- 休日返上で働かされる
- サービス残業をさせられる
など、いわゆる「ブラック企業」と言われるような企業の働き方の体質です。
- 仕事以外では疲れて何もする気が起きない
- 食欲がなく眠れない
- 集中力が持続できずミスをするようになった
などといった異変が現れたら要注意です。
心身ともに健康を損ねるような働き方は絶対に避けるようにしましょう。
辞めたくても辞めさせてもらえないという場合は、退職代行サービスを使うというのも一つの方法です。
「退職は逃げなのではないか」などと考える必要は一切ありません、そのような体質の会社からは退職することが正解なのです。
④給与の額に納得できない
- なかなか昇給しない
- 昇給したとしても微々たる金額
- 原則年2回ボーナスのつもりで入社したがボーナスが出ない
このようなことが何年も続いていると、仕事へのモチベーション低下を招くばかりか、私生活にも影響が出てくる可能性があります。
久々に会った友人と年収の話になり、自分よりも遥かに高額だったため見栄を張った額をついつい言ってしまった…なんて経験はありませんか?
「今度こそ絶対に年収の高い会社に入ってやる」
そんな悔しい思いを抱えながら転職に踏み切る人も多く存在します。
⑤社風が合わない
- 遠慮なく意見を言える風通しの良い会社
- 上層部の意見・指向が絶対の会社
- 入社順の序列を守る体育会系の会社
などなど、会社によって様々な社風があります。
一概にどれが良いとは言えませんが、あなたに合う社風のもとで働くことにより、本来の能力を発揮しやすいでしょう。
逆に、あなたの価値観と合わない社風だった場合、どこかで違和感を感じつつ働くことになり、本来の力が発揮しづらい環境である可能性が高いです。
それもひっくるめて仕事だと割り切って順応出来れば良いですが、息苦しさや違和感が拭えないような場合、転職に踏み切る人もいるようです。
⑥職場の人間関係
仕事を進めるなかで、周囲とのコミュニケーションは欠かせません。
毎日顔を合わせるメンバーだからこそ、関係がこじれると厄介なものです。
人間関係で問題が多い環境では、仕事がスムーズに進まなかったり、嫌な気持ちになったりと気苦労が絶えません。
このような、仕事以外の部分から来る心労から退職を考える人も多いです。
⑦会社に将来性がない
会社によっては業績不振で厳しい状況を強いられていたり、そもそも業界自体が衰退傾向に転じ、将来性が見えなくなるなんてこともあります。
一見すると順風満帆に見える会社でも、入社して中身を見てみると経営に大きな問題が…という場合もあるでしょう。
会社全体で「業績回復に向けて、皆で頑張ろう」といったポジティブな雰囲気ならまだしも、「どうせ売上を伸ばすのは無理だろう」といったネガティブな雰囲気が出ているようであれば、モチベーションも上がりません。
せっかく働くのであれば、希望のある未来を描ける会社が良いですよね。
会社を辞める理由は人それぞれありますが、まずは自分の気持ちを再度見つめ直してみましょう。
- 本当に退職することでしか悩みは解決できないのか
- 辞める前に今の職場でできることはないか
という点を考えることも大切です。
また、心と体の健康を一番に考えながら無理をせずに行動しなければ、最適な判断は出来ないでしょう。
一人で悩むことが辛いなら、相談相手を作ることも大切。
明るい未来を考えながら、常に最適な決断をしていけるよう心がけましょう。
会社を辞めるべき時期は?
「会社を辞めると決めたはいいけど、いつ辞めるのがいいの?」
これは誰もが悩む最初の問題であり、なかには可能な限り早く辞めたいという場合もあるでしょう。
辞めるのに最適な時期はあるのでしょうか?
辞めるのに最適な時期を知っておこう
会社を辞めようと思っても、すぐに辞められるわけではありません。
焦って辞めるのは上司や同僚にも迷惑がかかる上に、もらえるお金がもらえなくなるなど、結果的にデメリットが多いです。
会社を辞める時期・タイミングとしては、以下のことを頭に入れておくようにしましょう。
- 会社の繁忙期は避ける
- ボーナスをもらった後に辞める
- 仕事に区切りがついたところで辞める
繁忙期は避ける
繁忙期は会社によって異なりますが、一般的に年末年始や年度末の3月~4月にかけては忙しい企業が多いです。
さらに、業界や職種によって、決算発表の時期、セールの時期など繁忙期は変わってきます。
繁忙期に辞める意向を伝えても、忙しさから忘れられてしまうなんてこともあり得なくはありません。
さらに上司や同僚にかかる負担なども考えると、繁忙期は避けたほうが無難です。
ボーナスをもらった後に辞める
ボーナスが出るような会社だという前提はありますが、ボーナス時期の前に辞めてしまうと、ボーナスがもらえなくなってしまい、かなり損することになります。
そのため、可能であればボーナス後に辞めるようにするとよいでしょう。
仕事に区切りがついたところで辞める
あなたのなかで区切りがよいタイミングかどうかという点も重要です。
- 今の担当プロジェクトが終わったら
- 一定の貯金額が貯まる○○ヵ月後に
など、あなたにとっての区切りとなるタイミングで辞める時期を考えてみましょう。
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今すぐ会社を辞めたい場合、最短で辞めるならいつ?
今すぐにでも会社を辞めたいと考えている場合、辞めると決めてすぐに退職することは可能なのでしょうか?
法律的には、辞めると伝えてから2週間経過すれば雇用終了するとされており、最短で2週間後に辞めることができるということになります。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。
引用元:民法(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)627条1
場合によっては、雇用主と当事者の間で同意があれば即日退職も可能です。
ただし、あくまで法律的には2週間で退職可能というだけで、実際に2週間では引継ぎも十分にできません。
もし2週間での退社を強行するようであれば、周囲への迷惑などを無視することになるので、円満退職とはいかないことは覚悟したほうが良いでしょう。
可能であれば、辞めるまでに最低1ヶ月以上の余裕をもっておくことをおすすめします。
どうやって辞めればいい?会社を辞める手順
いざ「会社を辞めたい」と思っても、何から退職の準備を始めれば良いのでしょうか?
退職までの一般的な流れを見ていきましょう。
①まずは直属の上司に伝える
まずは、直属の上司に退職意思を伝えることが最初のステップです。
直属の上司を飛ばして、その上の部長や社長、または人事担当に直接伝えるなどはマナー違反になります。
退職日の○○日前、○ヶ月前に伝えるべきかというのは、各企業の就業規則によります。
まずは自社の就業規則を確認してみましょう。
業務内容によっては、引継ぎに時間がかかったり、上司に退職を認めてもらうまでに時間がかかることもあります。
遅くとも退職日の2ヶ月~1ヶ月半前までには退職したいと申し出るのがベストと言われています。
②正式に退職を認めてもらう
退職の相談を受けた上司は、部長や社長に相談します。
その後、場合によっては何回かの面談を経て正式に退職が決まるというケースが一般的です。
③退職願の後に退職届を提出する
上司と相談し、退職することが決定したら、まず「退職願」を提出します(退職願は口頭のみでOKということもあります)。
注意すべき点は、「退職願」が受理されてから「退職届」を提出するという順番です。
退職願を出すということは会社に退職を願い出るということであり、この段階ではまだ退職が認められたわけではなく、また退職願は撤回することができます。
退職届は「退職します」という明確な意思表示であり、本人の意思(解雇ではない)による退職であるという公式書類となるため、退職届を出した後の撤回はできません。
会社は「退職届」の提出を受けて、退職の手続きに入ります。
④引継ぎや取引先への挨拶はしっかりと
退職届が正式に受理されたら、速やかに引継ぎを行いましょう。
「どうせ辞めるから関係ない」と適当に済ませてしまうと、辞めた後に同僚や上司に迷惑がかかります。
しっかりと引継ぎを行うことで、元の職場の同僚との良好な人間関係を持ち続けることができます。
また、もし同じ業界内で転職をするようであれば、今後も業務上で関わる可能性はあります。
そういった観点からも、引継ぎや挨拶は最後まで手を抜かずに行うようにしましょう。
有給休暇が残っている場合は、有休消化してから辞める人もいれば、辞める負い目から有休消化しないまま退職する人もいます。
⑤退職当日
退職に必要な書類を受け取り、退職手続きを済ませましょう。
その後は、お世話になった同僚や上司に感謝の一言など挨拶をして回り、ちょっとしたお菓子を渡すのがポピュラーでしょう。
そうすることで、最後まで良い印象を残すことができるでしょう。
会社を辞める時の転職活動スケジュール3パターン
会社を辞める場合、転職活動のスケジュールはどのように考えたらいいのでしょうか?
転職活動のタイミングとしては、次の3つのパターンがあります
- 転職先を決めてから会社を辞める
- 会社を辞めてから転職活動をする
- 転職活動と並行して会社を辞める手続きをする
各タイミングについて、メリット・デメリット、必要になる準備などを詳しく見ていきましょう。
①転職先を決めてから会社を辞める
転職先を決めてから今の会社を辞める場合は、内定をもらうと同時に今勤めている会社に退職報告をしましょう。
退職の報告から退職までは約2ヶ月間ほどあれば余裕をもって退職準備を進めることができます。
このパターンは退職後に無職になってしまうリスクがなく、自分の理想の職場が見つかるまで探すことができるというのがメリットです。
反対に、期限がないので転職活動が長引く可能性や、次の職場が見つかるまでは今の会社を辞めることができない点はデメリットと言えるでしょう。
なるべく早く次の職場を見つけて今の会社を退職したい場合は、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントは、アドバイザーが希望条件に合う求人を紹介してくれるため、自分で求人を探す手間が省けます。
さらに、面接の日程調整や年収交渉など手間のかかる部分も担ってくれるので、在職中に転職活動を始めるには最適です。
また、面接を受ける企業に対して推薦状を書いてくれるため、内定率がぐっと上昇し早期の転職が可能になります。
転職先を決めてから退社する場合 | |
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メリット | ・退職後に無収入になるリスクがない |
デメリット | ・転職先が決まらないと会社を辞められない ・転職活動が長引く可能性がある |
準備すべきこと | ・転職エージェントに登録し、転職先を探す |
②会社を辞めてから転職活動をする
会社を辞めてから転職活動をするパターンの場合、退職と同時または退職後に転職活動が始まります。
- 体調を崩してしまい医師に休養を勧められた
- ブラックな職場を今すぐ辞めたい
というようなケースではこのパターンになることが多いでしょう。
会社を辞めたいと思ったら、最短の期間で辞められる点がメリットです。
しかし、収入源が一定期間ゼロになるリスクがあります。
そのため、数ヶ月間は無収入でも生活できるだけの余裕がある場合や、次の就職先がすぐ決まる見込みがある場合はこの方法でも問題ないでしょう。
また、あなたの持つスキルや経験を棚卸しして「転職市場価値」を洗い出しておくこともやっておいた方が良いでしょう。
退社後に転職活動をする場合 | |
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メリット | ・辞めたい時に会社を辞められる |
デメリット | ・無収入の期間が発生する |
準備すべきこと | ・数ヶ月分生活できるだけの貯金をしておく ・自分の市場価値を高めておく |
③転職活動と並行して会社を辞める手続きをする
- 転職先はまだ見つかっていないが会社を辞めざるを得ない
- 転職先が決まりそうなので見切りで退職手続きを始めたい
このような場合には、転職活動をしながら退職の手続きを進めるパターンになります。
次の就職先が決まった訳ではないため、②と同様に一定期間収入が無くなるリスクがあります。
そのため、「退職までになんとか次の職場を決めなくては…」という重圧を感じてしまい、本来の理想とは違った会社に半ば強引に決めてしまう場合も。
「確実に早く転職先を見つけたい」という方は、やはり転職のプロである転職エージェントの力を借りて、効率よく転職活動していくことをおすすめします。
転職活動と退社手続きを並行する場合 | |
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メリット | ・内定が決まればすぐに入社できる |
デメリット | ・無収入の期間が発生するリスクがある ・いつ転職先が決まるかわからない |
準備すべきこと | ・数ヶ月分生活できるだけの貯金をしておく ・転職エージェントに登録する |
【関連記事】【求職者タイプ別】プロおすすめの転職エージェントの選び方
転職のプロである転職エージェントは、あなたの転職活動にとって頼れる存在となるでしょう。 プロならではの的確なアドバイス 専門的な書類添削や面接対策ノウハウ 優良企業との独自のパイプ 各種日程調整や年収交渉の代行 などなど …
会社を辞める気持ちを上司へ伝える時の3つのポイント
「仕事を辞めたいけど、上司に言えない」
会社を辞めることで、これまでお世話になった同僚や上司に迷惑をかけたくないという思いを持つのは当然のことです。
そのため、辞めると決めたものの、なかなか言いにくいということもあるでしょう。
しかし、言うタイミングを図りすぎてギリギリになってしまっては、相手にとっても迷惑です。
早めに伝えておけば、会社側も退職準備や引継ぎを前倒しで進めることができるのです。
ここでは、会社を辞めるということを上手に伝えて円満退職するために、押さえておくべき3つのコツを紹介します。
①上司にアポイントを取る
基本的に、退職したい旨は直属の上司に直接伝えるのがマナーです。
メールや電話、チャットやLINEなどで伝えるというのは良い印象を与えないので避けましょう。
直接伝えるには、仕事の合間に切り出すのではなく、その上司に伝えるための日程のアポイントを取りましょう。
1対1で話せる環境を設定して、その時に退職の意向を伝えます。
事前にこのような時間を設定しておくことで、余計な邪魔が入らず、集中して上司もあなたの話をしっかりと聞いてくれるでしょう。
このような時間を設定する際は、仕事量の落ち着いている日や時間帯を選ぶという配慮も必要です。
②前向きな理由を伝える
会社を辞めることを伝えたら、必ず転職理由を聞かれます。
退職願や退職届には「一身上の都合により」と書きますが、直属の上司からは、どのような都合なのかと突っ込んで聞かれたりするかも知れません。
言いたいことは色々あるかもしれませんが、ここで必ずしも本音を言う必要はありません。
どうせ最後だからと一時の感情で不満をぶちまけるよりも、どうせ最後なのだから余計なことは言わないほうが後々考え返すと後悔が少ないはずです。
会社や上司への不満が原因で退職する場合は「負けた気がする」と思うかも知れませんが、すでに退職という勝ちを得ていることを忘れてはいけません。
会社への批判は避け、角が立たないような理由、さらに言えば「前向きな理由」を伝えたほうが良いです。
なるべく前向きな口実を用意しておくようにしましょう。
【前向きな退職理由の例】
- 他に挑戦したいことができた
- 新しい環境で、自分を試してみたい
- 現職で身に着けたスキルをさらに伸ばしたい
- 違う環境に身を置いて、広く経験を積みたい
など
③引き止めにあった時の答えも考えておく
退職の意図を伝える際、
- 待遇をよくするから残って欲しい
- 希望の部署への異動を考えよう
- もうあと半年待ってくれ
などと引き止められることもあります。
そういった場合には、現在の職場では叶えられない事を退職の理由にすることによって、会社側を諦めさせることが出来るでしょう。
トラブルを避けるためにも、感情的な表現は避け、冷静に自分の気持ちを伝えることが大切です。