自社や顧客のWeb戦略を、成果に繋げるWebアナリスト。
行うべき業務範囲や必要となるスキル、みるべきデータの範囲などの概要から、Webサイトへの集客方法の基本、デジタルマーケティングまで包括的に学ぶことができ、問題深堀のための調査・分析の手法も学べます。
Webアナリスト検定とは
Webアナリスト検定は、Web運営・制作に不可欠な知識・実践力を体系的に学び、会得することができる検定です。
とくに、Webディレクター、広報・販促担当者、Web担当者などにおすすめです。
Webアナリスト検定の説明動画
Webアナリスト検定の詳細情報
受験資格
誰でも受験可能
実施日程・開催地・受検料
公式HP「検定スケジュール&講座申込み」を参照
※講座(5時間)を受講せずに受検したい場合、講師(主催者)に直接伝えてください。
試験範囲
Chapter1:Webアナリストとは
Chapter2:ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方
Chapter3:集客・流入
Chapter4:回遊
Chapter5:コンバージョン
Chapter6:リテンション(リピート)
Chapter7:デジタルマーケティング概論
Chapter8:コミュニケーションプランニング
Chapter9:データマネジメント
Chapter10:問題深堀のための調査・分析の手法
Chapter1:Webアナリストとは
複雑化したデジタルマーケティングの中、自社や顧客のWeb戦略を成果に導くための交通整理をおこなうのがWebアナリストです。
Chapter1では、実務として行うべき業務範囲や必要となるスキル、みるべきデータの範囲などの概要に触れることで、Webアナリストの役割や必要性について学習します。
Chapter2:ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方
ユーザーの行動は、「流入」、「回遊」、「コンバージョン」、「リテンション」と4つのステップに整理することができます。
Webアナリストがデータ分析を行う際、その4つのステップをたどりながら、どの場所で離脱が多く行われているかを特定していきます。
Chapter2ではWebサイトのボトルネックを特定するための4つのステップの概要について学習し、Web改善のための基本的な考え方や流れをイメージできるようにします。
Chapter3:集客・流入
Webサイトへ多くの流入を得るためのさまざまな施策があります。
リスティングやバナーによる広告だけでなく、SEOやSNS、動画、メールマガジンなど多様な手法を用いることでWebサイトへの集客を促すことができます。
Chapter3では、集客方法の基本を理解するとともに、流入時に注目する指標や、用語・計算式について学習します。
この章の内容を学習することで、集客計画立案のために必要な各種の知識を身につけます。
Chapter4:回遊
Webサイトはユーザーの導線を考慮し、途中で離脱しないように計画して作成されますが、作成時の想定通りにユーザーが行動するとは限りません。
実際にユーザーが想定したシナリオどおりに目的のページにたどり着いているのかをアクセス解析ツールによって分析をおこないます。
その際に特に注目するのが、「直帰」と「離脱」です。
Chapter4では、回遊でみるべきポイントや回遊の実態を計測するための分析手段について学習します。
Chapter5:コンバージョン
コンバージョンの分析と改善については、そこに至るまでのステップをみます。
そのなかで、どのステップで離脱がおこなわれているのかを特定し、改善の施策を実施します。
Chapter5では、コンバージョンでみるべきポイントを学習します。
また、エントリーフォームの最適化やタグマネージメントツールなどの利点を理解することで、コンバージョン時における問題発見の手法や改善提案のための基礎知識を身につけます。
Chapter6:リテンション(リピート)
「流入」、「回遊」、「コンバージョン」、「リテンション」によるユーザーの行動の最後のステップは「リテンション」です。
「リテンション」とは「保持されているもの」という意味があります。
つまり「リピーター」と言い換えることもできます。
流入したユーザーが1度のコンバージョンで終わることなく、リピーター化しているか。
それを分析するための分析手法について学習します。
Chapter7:デジタルマーケティング概論
さまざまなデバイスがアドレスを持ち、インターネットへ接続するようになりました。
そのようなデバイスの多様化は、顧客と企業間のタッチポイントの増加と多様化をもたらしました。
そのため、従来のPCのブラウザーのみを想定したWebマーケティングではなく、デジタルデータを活用してマーケティング全体を最適化する、デジタルマーケティングという概念が用いられるようになりました。
この章でデジタルマーケティングを包括的に学習することで、適切な背景知識に基づいたWeb改善のための施策提案を行えるようにします。
Chapter8:コミュニケーションプランニング
Webサイトの改善をおこなうためにはクライアントのビジネスの現状を適切に分析する必要があります。
ヒアリングを実施したり公開されている情報を確認することで、クライアントのビジネスやその状況などを客観的に把握します。
この章では、ビジネスの実態を適切に把握するための要点やフレームワークを使った分析手法、そしてコミュニケーション戦略について学習し、ユーザーの行動や心理変容を踏まえたコミュニケーション戦略・設計の重要性を理解します。
Chapter9:データマネジメント
Web改善はPDCAを適切にまわすことが重要です。
そのためには、仮説と検証を繰り返し、それによって得られたデータを根拠にしてさらなる仮説と施策を立案し、実行していきます。
そのように、データを根拠としてマーケティングを回転させることをデータドリブンマーケティングといいます。
この章では、コンテンツのプランニングのための手法を理解するとともに、PDCAを持続的に回転させるためのデータドリブンマーケティングによる分析について学習します。
Chapter10:問題深堀のための調査・分析の手法
定量的なデータ分析だけでは、ユーザー心理を掘り下げたインサイトを得ることができません。
この章ではさらなる分析手法として、ヒューリスティック評価や、ユーザー観察調査、インタビュー調査、アンケート調査、ヒートマップ、アイトラッキングといったさまざまな手法を学習し、よりユーザーの本音を浮かび上がらせるための知識を身につけます。
試験方式
CBT試験(コンピュータ試験)
試験時間
80分
合格基準
各カテゴリで40%以上かつトータル75%以上の正解
合格率
(講座を受講した場合)8割程度
公式HP
一般社団法人 日本Web協会
※掲載内容について古い情報や誤りがある場合がございますので、必ず公式HPにて最新情報を確認してください。
Webアナリスト検定の学習方法
関連書籍で独学
JWA公認 Webアナリスト検定 公式テキスト (プレミアムブックス版)
- 日本Web協会
Webサイトのアクセス解析のデータ、市場動向、トレンド等、さまざまなマーケティング情報を分析し、企業の業績向上に導いていく役割を果たすことのできる人材を「Webアナリスト」と定義しています。
その定義に基づいて、「Webアナリスト」に知っておいてほしい知識と考え方をまとめた本書は、「Webアナリスト検定」受験者だけでなく、会社のWeb担当者や制作会社のエンジニア、デザイナーが、マーケティングと分析について把握する際にも活用できる内容となっています。
※講座を受講する場合、公式テキストは講座の料金に含まれており、配布されます。
Webディレクション標準スキル152 企画・提案からプロジェクト管理、運用まで (Web Professional Books)
- 日本WEBデザイナーズ協会
広くカテゴリを網羅したこの一冊は必携です
Webアナリスト検定に関するよくある質問
↓タップ(クリック)で展開して閲覧できます↓
A:講座を受講せずに検定試験を受けることは可能です。詳細は主催者へお問い合わせください。
A:1年間無償でJWA会員になることができます。会報誌やお得な情報をメルマガにて配信しています。
A:料金は一例です。主催者、会場によって異なりますので、主催者にお問い合わせください。
A:主催者にご相談ください。
A:主催者にご相談ください。
A:受講された場合、8割くらいの方が合格しています。
A:各カテゴリで40%以上かつトータル75%以上の正解
A:公式テキスト1章から7章までを事前に学習してきてください。
※詳しくは各主催者よりご連絡があります。
A:写真入の身分証明書(免許証・社員証)または健康保険証、筆記用具、電卓
A:試験結果は試験後すぐにわかります。試験はパソコンで実施し、試験終了時にその場で合否と点数が表示されます。
A:希望される日程の席に余裕があれば振り替え可能です。主催者へご相談ください。
A:再試験は別途費用が発生します。主催者へご相談ください。
A:協会ではご対応できかねますので、主催者へ直接お問い合わせください。
A:お申込みの講座が最少催行人数に達しなかった場合は、中止となる場合があります。