【資格・検定】パソコン整備士検定ってどんな検定?学習方法は?

メーカ・ベンダーにとらわれない、実用重視の資格試験です。

エンドユーザからIT関連業務従事者まで、幅広い層に対応しています。

パソコン整備士検定とは

パソコン整備士検定は、メーカーやベンダーにとらわれないコンピュータの基礎原理を学ぶもので、

  • ハードウェア
  • OS
  • ネットワーク
  • セキュリティ
  • 情報倫理

これらの分野を習得できます。

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パソコン整備士検定は段階的にスキルアップできる

パソコン整備士検定は、受験者のスキルレベルに応じて幅広い技術を網羅している検定です。

パソコンの初心者からIT基盤エンジニアを目指す方まで、無理なくステップアップができます。

受験級ごとの詳細

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パソコン整備士検定は、無理のなく確実に理解しながらステップアップできるよう、細かいレベル設定がされています。

また、入口としての敷居が低いため合格による成功体験で自信をつけられやすく、実践的な内容のため、学んだことをすぐ役に立てることが可能です。

1級の詳細
扱うシステムの規模

【中規模ネットワークシステム】

  • PC max100台程度
  • ファイルサーバ、プリントサーバ等
  • スイッチを使ったネットワーク構築
受験者像
  • IT基板エンジニアを目指す方で、サーバやネットワークの基礎を学びたい方
  • 会社のIT化を任され、導入計画の立案や導入後の運用保守に携わっている方
技術範囲
  • クライアントサーバシステムを構成するサーバおよび関連技術
  • ネットワーク設計、サーバ運用設計で必要な基礎技術および設計の考慮点
  • セキュリティポリシーの策定
  • トラブルシューティング
合格者像
  • 中規模ネットワークシステムのシステム要件作成、およびベンダへの提案依頼ができる。
  • トラブルの発生原因を分析し、再発防止策を策定できる。
  • ベンダーから公開される修正パッチ情報の適用を利用部門に徹底する等、セキュリティ管理を推進できる。
  • 法令遵守のためのガイドラインを作成し、利用部門に展開できる。
2級の詳細
扱うシステムの規模

【小規模ネットワークシステム】

  • PC max20台程度
  • ファイルサーバによるファイル共有
  • ルータ、HUBを使ったネットワーク構築
受験者像
  • パソコン修理/ユーザサポート業務に携わっているエンジニアの方
  • 会社の情報システム部門に配属され、これから会社のIT化に携わっていくために必要なパソコンやネットワークの基礎を学びたい方
  • 小学校、中学校、高等学校で情報教育やICT利活用推進に携わっている先生方
  • 家庭においてパソコンのトラブルを自分で解決したり、Wi-Fiの導入やパソコンと周辺機器をネットワークで接続したい方
技術範囲
  • パソコンの動作原理や周辺機器の構成
  • BIOSの設定
  • LAN/インターネット/メールの仕組み
  • インターネットセキュリティ
  • トラブルシューティング
  • 知的財産権、個人情報保護
合格者像
  • OSのインストール、構成変更ができる。
  • ルータ、HUBを使用した小規模ネットワークの構築ができる。
  • セキュリティ対策のための各種設定を理解し、最適な設定ができる。
  • トラブルの原因究明/対策ができる。
  • 知人のサポートができる。
  • 各種法令について理解できる。
3級の詳細
扱うシステムの規模

【スタンドアロン】

  • PC 1台 + プリンタ
  • インターネット接続
受験者像
  • パソコンの構造やインターネットの仕組みを学び、日常生活の中でもっとパソコンを活用しようと考えている方 (小中学生、シニアの方も大丈夫)
  • 非IT系の学生や、非IT系の職種に就かれている方などで、自身のキャリアアップのためにITの基礎を学びたい方
技術範囲
  • パソコンのハード構成
  • OSの基礎知識
  • インターネットへの接続方法
  • ウィルスの予防/駆除策
  • トラブル対応
合格者像
  • ハード/ソフトの関連用語の意味を理解できる。
  • 市販アプリケーションソフトのインストールができる。
  • インターネットへの接続設定ができる。
  • セキュリティ対策の重要性を理解し、基本的な予防処置ができる。
  • トラブル時にサポートセンタや周りの有識者に現象を伝え、指示に従って対処できる。
  • 家庭や職場で安心してパソコンを使うことができる。

パソコン整備士検定の詳細情報

受験級

  • 1級
  • 2級
  • 3級

受験資格

【1級】2級に合格していること
【2級】3級に合格していること
【3級】誰でも受験可能

申込方法

随時インターネット申込

試験方式

CBT方式(コンピュータ試験)

受験料

6,600円

級ごとの概要

修得範囲 出題範囲
1級 ・企業内LANの構築・導入・管理およびトラブル対応知識と技術
・情報倫理規定を理解し、情報セキュリティ技術を修得
■サーバ構成
■サーバ運用と保守
■企業ネットワーク
■トラブルシューティング
■情報倫理
2級 ・家庭での利用で、数台のパソコンをネットに接続する知識と技術
・情報倫理関連法規に関する基本的な知識
■ハードウェアの上位知識と設定
■ソフトウェアの知識
■ネットワークの構成
■インターネットセキュリティ
■トラブルシューティング
■情報倫理
3級 ・個人利用でパソコンのトラブルの原因が把握できる知識
・最低限必要とされる情報倫理(ネチケット)を修得
■ハードウェアの知識
■ソフトウェアの知識
■インターネット接続
■インターネットセキュリティ
■トラブルシューティング
■情報倫理

公式HP
特定非営利活動法人 パソコン整備士協会

※掲載内容について古い情報や誤りがある場合がございますので、必ず公式HPにて最新情報を確認してください。

パソコン整備士検定の学習方法

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